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2015 BlackWaterDive Vol.4-2 久米島 DIVE ESTIVANT

2015 BlackWaterDive Vol.4 久米島 DIVE ESTIVANT Day2(2015/10/15) 台風24号の影響を受けて風が強くなってきているので、 昨夜と同じポイントで開催することになりました。 はるばるパラオから、デイドリームのスターさんも遊びに来てくれました。 フラットな環境なので、終盤に向けてどんどんボルテージの上がるスロースタート 深場からの生物は誘いにくいですが、 序盤はハダカイワシがうろちょろと群れ初めて ホタルイカモドキ属の1種が1個体現れたりもしました。 カクレウオ稚魚は中盤から後半にわんさか出ています。 細かい出物は昨日とも少し違っていましたよ~ 風ともに、うねりも入りだんだんBWDを開催する海況的には、 南のボートポイントでも厳しくなってきました。 セダカギンポ稚魚。 約30mm。 背鰭棘条数12 軟条数13 臀鰭棘条数2 軟条数14 頂部皮弁の基底は長く、前鼻孔と眼上に皮弁があることか ら 日本産稚魚図鑑第2版p1182-1183に掲載されて いるセダカギンポと思われます。 主な泳ぎは三通り。 ・細かく尾を動かしながら一直線にダッシュ!(ダイバー が全速力で泳いでやっと併走できるぐらい) ・直径30cmほどを弧を描くように水平に高速連続旋回 。 ・その場で垂直に立ちながらのバレリーナのような回転 そのほかの行動としては ダイバーが装着しているBCD(浮力調整具)の隙間など に入りこみ隠れる クダリボウズギス属稚魚 体形も細くやや小さめ。コモンクダリボウズギス稚魚(若齢)かもしれませんが・・ コチ科稚魚 尾を曲げて浮遊しています。 サザナミウシノシタ属稚魚 泳ぐ姿はまさにヒラムシのようです。 ハナギンチャク幼生 どこに辿り着くのやら・・・・

2015 BlackWaterDive Vol.4-1 久米島 DIVE ESTIVANT

2015 BlackWaterDive ® Vol.4 久米島 DIVE ESTIVANT day1(2015/10/14) 横浜のダイビングショップ リコモさんのご一行さまと 個人でご参加いただいたお客様方々で出航 皆さまBWD参加は始めての方ばかりです。 北風の影響があるので南のポイントに向かいました。 炊き始めはスロースタートで、 ハダカイワシ類やシャコの幼生などがちらほら現れ始め そのうちコモンクダリボウズギスや別タイプの クダリボウズギス属の稚魚が現れ、 フウライチョウチョウウオと思われるトリクチス幼生や イットウダイ科の稚魚複数、 ハリナガズキン属などと、 だんだんとボルテージが上がるなか1本目を終了 シボリダマシ? 最初は中層を浮遊していましたが、下降しながら着底して海底の岩盤の穴の中に入って行きました。 クダリボウズギス属の稚魚 クダリボウズギス属の稚魚腹側から インターバルに皆さんが見た物について雑談しながら 撮った画像などを見せていただきましたが コンデジのTG3などで撮影されて かなり上手に撮られているのには驚きでした~ 軽く食事をとって2本目に備えます 2本目は 表層にタルマワシ類が出たかと思うと カクレウオのベクシリファーやテニュイス幼生などなどがすでに集まってきていて、 小型のヒドロクラゲ類やサルパなども浮遊 ヤジロベエクラゲ そして・・・ 昨夜の超やばいもの 何が出たかと言うと・・・ それは、エスティバンの浮遊貴公子・健太郎君が見つけてくれました~(^^)/ シャコ類の幼生 45㎜くらいはあるかと思います。 私も始めて見るタイプです 甲羅がパラシュートになってるシャコの幼生(勝手にパラシュートシャコ幼生と呼びます) 以前に文献で近い形のものを見た記憶はあるのですが、今回、それらのシャコ幼生の文献までは持ってきていないので、帰ってから調べます。 そして肝心のゲストの皆様の反応は 「すごく面白かった~」 「これははまりますねっ!」と言っていただき それが何よりもうれしかったです。 至らない点も多々あったかと思いますが、 次回BWD開催時もまたご参加お待ちしております! ...

2015 BWD Vol.4 久米島に向けて ダイブエスティバンでの事前調査

来る10/14-17に開催する2015 Black Water Dive Vol.4 久米島 DIVE ESTIVANTに向けて、段取りの確認や事前調査のために久米島に訪れています。 昨夜は、ボートポイントでの初調査を行いました。 全長50cmほど(頭長1cm)、カクレウオ科稚魚ベクシリファー期 BWDでは定番のトリクチスやレプトケパルスは複数種 カクレウオ科のベクシリファーやテニュイス期もわんさか現れました。 昨夜のポイントでは唯一のクダリボウズギス属 Gymnapogon 稚魚 昨夜のポイントでは、テンジクダイ系クダリボズギス属はなぜか成体ばかりでした。 唯一の稚魚として現れたのは、これまでに出なかった色彩パターンのものでした。 ダルマガレイ科稚魚 そのほかにもニザダイ科のケリヌスやツノダシのアクロヌルスなどのほかハゼやダルマガレイなどいろいろ出ていますが、豊富すぎて目移りしてしまいます。 アミダコ Ocythoe tuberculata の幼体と思われる 極めつけは1本目終盤に発見したサルパにつくタコの幼体です。おそらく生態的な観点からはアミダコの子供と思われます。 発光器や触腕の特徴などから、オビスジホタルイカ Abralia steindachneri Weindl, 1914 その他、遠目で確認できませんでしたが、トビイカの群れがでていたり、ホタルイカモドキ類はおそらく複数種が混在して現れました。 久米島は夜もポテンシャルが高いです。今夜も引き続き調査に行ってきます。

BlackWaterDive 2015 Vol.1-6沖縄本島6/18

6/18(木)沖縄本島 BWD六日目 結果報告 裏日の6/12を含め、7日間開催したBlackWaterDive Vol.1沖縄本島も昨夜で無事終了いたしました。ご参加いただきました皆様、ならびにご協力頂きました方々にもこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。 参加者にはおなじみの顔ぶれも多かったですが、初参加の方々もいて、たくさんの方々に興味を持っていただけていること、私としてはうれしい限りです。この後も各地で開催してまいりますので、是非ご都合の良い日にご参加ください。 BlackWaterDiveはこんな感じです Black Water Diveでは、まるで宇宙空間を漂うような幻想的な世界が広がります。 クダリボウズギス属稚魚 初登場。腹鰭の裾がエレガントなオレンジ色。背鰭棘条の第1棘に橙色素胞があるタイプ。現れたのは7日間で1個体です。この子もライトの光の届かないギリギリラインに現れました。体長25㎜程 イソギンチャク幼生 大きさ6㎜程です。 ニセネッタイスズメダイ稚魚 水面下1mほどを遊泳していました。体長5㎜ほど。成魚に比べてまだ体高が低いです。 エビ類メガロパ幼生( 種未解明)

BlackWaterDive 2015 Vol.1-3沖縄本島6/15

6/15(月)沖縄本島 BWD三日目 結果報告 Black Water Dive3日目 2Dive 一本目はせつナイトに・・・?2本目は少し間を空けて上げ調子に? 潮と場所、設置するライトの加減が難しい~ 魚卵?かオタマボヤか何かをたらふく食べていたヤワラクラゲ科の一種 夜の海でもヒドロクラゲの仲間はたくさんみかけます。写真のクラゲはそのプロポーションからヤワラクラゲの一種と思われます。傘の十字になっているところはいわゆる口と胃袋ですが、中には丸い粒状のものがたくさん入っていました。見た感じは魚卵かオタマボヤのようにも見えました。 中層を走る、ツノナシテッポウエビのメガロパ幼生、体の模様はすでに同じ ツノナシテッポウエビと言えば、藍藻を編んで巣穴を作るテッポウエビですが、メガロパ時代にはこんなにも中層を泳ぎ回っているとは驚きです。一晩に複数個体見かけます このタイプもそそられる、クダリボウズギス属稚魚 腹鰭が扇子のように伸長する特徴などから、テンジクダイ科クダリボウズギス属の稚魚のようです。沖縄本島のBWDでは、今のところタイプの違う3~4種が確認できており、中でも本種はサイズがやや小さめで、もしかしたらコモンクダリボウズギス稚魚の、若いステージではないかと個人的には思っています。 ゲストの長谷川さんに教えていただいたダルマガレイ属稚魚 オレンジ色の斑紋が現れないタイプです。 ダンゴイカSP墨の煙幕を吐く 本種の吐く墨は、かなりドロッとしていて粘着質があるため、吐くと長~く後を引きます。これも特徴の一つと言っていいかもしれません。

BlackWaterDive 2015 Vol.1-2沖縄本島6/14

6/14(日)沖縄本島 BWD二日目 結果報告 BlackWaterDive2日目は3Diveし、 AM4:00那覇に戻りました。 遅れているので、画像のみの報告となります。 終わった後のライトのチャージ作業が半端ない・・・ カマス科稚魚 スケルトン!!アイゴ科稚魚 ヨウジウオ科浮遊期稚魚。イシヨウジかも? この時期、個体数はかなり多い。いずれも中層にて。体長6cm前後のものがほとんど。 奇抜な腹鰭がそそられる、ナンヨウクダリボウズギス稚魚 今季開催で初確認。他のクダリボウズギス属とは違って、ライト前には現れず、いずれも光の届かないギリギリ端の方に現れる傾向がある。いずれもドロップオフ中層にて クダヒゲエビ科のメガロパ幼生