This is official site of Black Water Dive® produced by photographer Ryo Minemizu. Black Water Dive® is a kind of night diving. We are setting up underwater lights of high-color rendering on the sea bottom of night that while considering tides, times, places. The creature which appears is mainly juveniles and larvae. All is fascinating, and it's not to be seen at daytime or regular night diving. It will be your first experience. This site will introduce the state of the event and the creatures seen and also future of BWD schedules. *"BWD"stands for Black Water Dive®.*Black Water Dive® is a registered trademark of Ryo Minemizu.
ラベル エソ科稚魚 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2015年10月18日日曜日

2015 BlackWaterDive Vol.4-4 久米島 DIVE ESTIVANT (2016/01/25追記)

2015 Black Water Dive® Vol.4 久米島はおかげさまで、昨夜(2015/10/17)無事に終了いたしました。北風の影響で予定していた北側のポイントには残念ながら一度もいけませんでしたが、また北とは違った出物の傾向も見えたので開催できて良かったなと思っております。

タルマワシ
タルマワシの1種
満潮とともに集団で現れます。
大きさは20cmほど
体の後ろ1/5くらいだけを激しく振りながら超高速で泳いでいて、ストロボ使っているのにその部分の残影がのこるくらいなので、超早いことが想像できます。
カメラを向けると必ず背中を向けるので、横からが撮れません。
画像からわかる範囲の特徴では背鰭や臀鰭の位置から、フデエソ科が最も近いように思いましたが、不明です。

クルマエビ類(ポストラーバ?)
大きさが40mmもあるのですが、ポストラーバとしていいものかどうか・・・遊泳しながら現れ、その数も大量です。

テンジクダイ科稚魚

エソ科稚魚

念のため計数形質だけ記録しておきます。D:Ⅹ,10. A:Ⅲ,9. (P¹は計測できず
(2016/01/25追記)ついほったらかしにしてしまっていたこの稚魚について、前鰓蓋骨などの特徴からフエフキダイ科 Lethrinidae ということまではわかるのですが、その先の属までは絞ることができませんでした。着底稚魚11種の色彩の特徴などが掲載されている Wilson (1998) などを手に入れたのですが、なかなか難しいです。

アカマツカサ属の稚魚
アカマツカサ属の稚魚
海底に降り立つとともに岩盤の穴の中にスッと入っていきます。

エスティバンのガイド悠希さん
悠希さん、今は特にクラゲにはまってます(^^)

今回はBWD初体験の方が8割ほどおられましたが、
多くの方にこの異次元世界を新たに知ってもらえる良い機会になりました。
また、皆さん楽しかった~と感想を述べていただいたことが何よりもうれしかったです。

ご参加いただきました皆様、本当に有難うございました。

また今回の久米島DIVE ESTIVANT BWD開催にあたりまして、たくさんのRGBlue ライトをお貸しいただきましたAOI JAPAN久野義憲様、今回も本当にありがとうございました。
最後に、DIVE ESTIVANTの川本剛志さんをはじめ、スタッフの伸さん,雅さん,健太朗さん,悠希さん,崇さん、みなさまサポート頂き有難うございました。

2015年10月9日金曜日

2015 BWD Vol.3 沖縄本島 プレ開催(10/8)

10/9(金)-12(月)に開催する、今年2度目の沖縄本島でのBWD
昨夜(8日)はその事前調査のため2本潜ってまいりました。

那覇に夕方到着し、あわただしくカメラの準備をしたのですが、
ワイド用のカメラにストロボをとりつけたものの、中に電池を入れ忘れて・・・・、
チャージランプのつかないストロボは撮影できないカメラのフロートとして役に立ちました。
ホテルに帰ってきてから一番最初にしたことは、
今夜のためにストロボに電池を入れること。

ですので
昨夜の結果報告はマクロだけになります。(面目ない(^-^;)

私は初見となりました。
イトヒキアジ属の稚魚です。日本産稚魚図鑑で調べると、中でもウマヅラアジの稚魚の方が可能性が高いです。
体長13mmほど(伸長鰭条入れると60mmほど)
周りにいたカイアシ類をかなりパクパク食べていました。
泳ぎは速くないです。
たまに、伸長鰭条を解きほぐすような、くるくるっと回る行動がみられました。

おそらくテンス類の稚魚

ベラ科稚魚、おそらくテンス類と思われます。20mmほど
この手の稚魚は下向きに浮いていることが多いです。
体を茶柱のようにそのままの位置で回転する行動以外、横に泳ぐようすはみられません。

エソ科稚魚

エソ科稚魚。45mmほど
稚魚図鑑で、黒斑の数と形を見ればある程度種の特定はできそうです。
(後で調べてみます)



大瀬でよく見るヒメヒイラギと思ったが・・・
まだ20mmくらいです。
横にかなり泳ぎます。体がギンギンラギンなので、ハレーション起こしやすいです。
ストロボの当て方には注意(真横から)。



クダヒゲガニ類のメガロパ幼生です

沖縄には未記載種も含め、かなり多くのクダヒゲガニ類がいます。
本種はそのいずれかのメガロパ幼生。
動きが不規則なので、腹部を伸ばしている瞬間はなかなか撮るのが難しいです。

スナホリガニ類のゾエア幼生です
ゾエアはクダヒゲガニ類のそれにもよく似ています。
こちらも動きが不規則で、なかなか眼にピントをあわせるのが難しいです


今夜からいよいよ本番BWDです。
沖縄本島の南に前線ができたので、やや北風が強くなっていきそうですが、
海況の様子を見ながら、安全に開催したいと思っています。