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12月 27, 2015の投稿を表示しています

A record about Juvenile Malacosteidae of North Male Atoll in Maldives

I encountered two individuals of Juvenile Malacosteidae at 24th Dec, 2015 in North Male Atoll of Maldives by Black water Dive ® . They has gut outside the body before it transforms into an adult. Maybe, It's useful for floating. And, that huge gut is possible to eat a lot of bait, it can grow big.  But, maybe external gut go in the body when to be adult. However, detailed information until an adult is not known still now. External gut is about 3.5 times longer of body. Depth -5m, SL about 30mm. Eyes small and oval. Body is very slender. Photographer: Ryo Minemizu Information about individual of pictures. Depth: -5m. Sea temperature: 29 degree. Body: very slender. Eyes: small and oval. External gut: about 3.5 times longer of body. Chromatophore: small orange, 9(or 10) on dorsal, obscurity at ventral. The appearance of  Eustomias  of Melanostomiinae Parr, 1927 is looks similar to this species. However, this species of ventral fin membrane i...

Asymmetron lucayanum spp.

以前沖縄本島で開催したBWDの際に報告した種類について  少し詳しいことがわかりましたので追加報告です。 写真の個体は沖縄から報告されているオナガナメクジウオ(尾長蛞蝓魚)属の1種と思われます。(現在、種名未確定の2種が報告されているようです) 参照:”西川輝昭  ヒガシナメクジウオの氏素性 ” 沖縄本島でのBWD開催中、水深5mほどに泳ぎながら現れた個体で、その場所の海底は水深26mほどだったので、完全に中層を泳いでいたことになります。くねくねと体を揺らしながら、頭部を下にした状態で、海底を目指して泳いでいました。(下の写真3枚ともに、便宜上横向きにしてあります) オナガナメクジウオ属  Asymmetron lucayanum  spp. ウオ(魚)という名前がつきますが、ナメクジウオは魚類ではありません。 脊索動物門(せきさくどうぶつもん)の下位分類の一つに、頭索動物(とうさくどうぶつ)というグループがあり、これがナメクジウオ類にあたります。 脊索動物門 Chordata 頭索動物亜門 Cephalochordata (*ナメクジウオはここ) 尾索動物亜門 Urochordata 脊椎動物亜門 Vertebrata *Cephalochordata (Cephalo=頭、chordata=脊索を持つという意味) ナメクジウオ類は終生に渡って脊索を持ちつづける為、尾索動物(ホヤ・サルパ・オタマボヤ)と区別されています。また、脊索は体の先端付近まであり、その外側には神経索が同様に伸びています。この点は脊椎動物にも似ていますが、頭部は分化せず、脊索は背骨に発達しない点で大きく異なります。 日本産種 (国内からはナメクジウオ科とカタナメクジウオ科から3属が知られる) ナメクジウオ科 Branchiostomidae ナメクジウオ属 Branchiostoma ナメクジウオ  Branchiostoma belcheri  Gray, 1847 ヒガシナメクジウオ  Branchiostoma japonicum   (Willey, 1897) カタナメクジウオ科 Epigonichthyidae カタナメクジウオ属 ...

2015 Pre BlackWaterDive® モルディブ Maldivian Stars

2015年BWDの締めくくりは、初のインド洋 モルディブでのプレ(調査)開催。 カオリータさん率いる  Maldivian Stars  のイクエーター号で、6日間のクルーズ中に2夜開催いたしました。 モルディブは大小さまざまな環礁からなる世界でも稀な海です。環礁のすぐ外にはインド洋があり、乾季と雨季のそれぞれに季節風が吹きます。その為、礁の周りは常に豊富なプランクトンが湧き上がり、そういったプランクトンを求めてマンタやジンベエがモルディブの海ではいつでも見られます。 モルディブ特有の環礁という環境は普通と何が違うかというと、通常は、海の上に島があり、それにサンゴ礁のリーフがつづくという地形がほとんどですが、その場合、風は島に遮られるため、風によって押し寄せられた水はリーフにぶつかり、多くの場合は潮の干満による潮流によって運ばれます。 しかし、モルディブのような環礁の場合は、大半が海の下にあるリーフで成り立っているので(島が少ない)、干満の潮流よりも、季節風による風の影響の方が強く、風によって沖合から運ばれたプランクトンは、リーフ上を通り抜けたり、それぞれのリーフの隙間にある水路(周りより深くなっている)に集約されて、環礁間にも運ばれ、最終的には出口にあたる(風向きとは逆の)環礁の外に運ばれ再びインド洋に出ていきます。つまり、潮の干満よりも風による潮流の方が影響が大きくなります。 モルディブの環礁は、例えるとインド洋の鰓耙(=さいは)のようなものかもしれません。通常は沖合の表層域に暮らしている様々なプランクトンが環礁に向かって常に運ばれているため、普段は見ることが少ない、深海魚の稚魚なども、ここモルディブでは高確率で狙えます。 ここなら深海魚系の稚魚が出るかもと予想はしていたのですが、ほんとに出るとは...私もびっくり (成魚は200-1,000mの中深層に生息しています) 2015/12/23 南マーレ環礁 水深5m 体長15mm テンガイハタ、もしくはその近縁種の稚魚と思われます  Trachipterus spp. 尾鰭はまだ分化せずに仔魚膜のままです もう一つの深海ものはホウキボシエソ科の稚魚、イブの日に無理を言って調査ボートを出していただいたのですが、2個体も出てくれました。体後半から...