穏やかな海が続いている伊豆大島の秋の浜です。
週末にかけてもこのまま安定した海になりそうです。
*昨夜は少し透明度が落ちて浮遊物増えていました。
昨夜からゲストを交えてのBWDがスタート。
ゲストの方に伺ってみたところ、4月に開催されるデイドリームパラオ 龍馬号のミッドナイトダイブ(BWDコラボ企画の予定です)にお申込みいただいている方がおられました。その事前練習を兼ねてご参加いただいたとのこと、今回はありがとうございました!!4月は是非パラオの海でお会いしましょう!
さて、昨夜の海ですが、
ススキハダカ亜科の1種の稚魚が、現れました。全長は約12㎜です
楕円形の眼が特徴的な種類です。
まるで体操競技の床技「シライ」みたいに、頭を下にしながらトリッキーな回転を続けるので、
シャッター切る瞬間は半分あてずっぽです。
成魚は昼間、水深200m前後の中層にいて、夜間は表層まで浮上するようです。
(以前、大瀬で壇上さんが撮影した種類に似ていますが、昨夜の個体はそれより少し成長した段階のように見えます)
ススキハダカ亜科の1種 全長約12㎜ |
そして、今のところハタ科として留めておくかわいこちゃんです。約13㎜
秋の浜なので、もしやアレと思ったのですが、少し思い描いてた種類とは違うようでした。
しかし、近い仲間かもしれません。
12:20
この後、IDCの有馬さんのところに魚類検索図鑑と稚魚図鑑を見せてもらいに行こうと思っておりましたら、(重いので大島には持って来てない)
稚魚研究の第1人者である、小嶋純一先生よりさっそくサクラダイの稚魚ですというメッセージをいただきました。ありがとうございます。
D:Ⅹ,17 A:Ⅲ,9 サクラダイ稚魚 |
撮影しているうちに、体の後半の側線上にある、赤褐色の斑紋が濃くなりました |
あと、一見地味ではありますが、ムツの稚魚です。約35㎜
ムツの稚魚 全長35㎜ |
そのほか、よく見られた魚類としては、ウキエソが成魚から幼魚まで、海底から水面近くに至るまで、自由自在に泳ぎ回っている感じでした。また、それに交じってサイウオが不規則で直線的な泳ぎで私たちを翻弄しました。
前日同様、タルマワシが各種タイプで登場しました。
オスもメスも、子育て中も、樽なしも選り取り見取りです。
オオタルマワシ 全長約35㎜ |
タルマワシの一種(オスです)。全長約10㎜ 樽が緑色や赤や青に光るタイプです |
子供たちが樽の中できれいに整列しています。全長約20㎜ |
ライトの周りでは甲殻類の(特にエビ類)の各種ゾエアがうろうろしています。
今夜は何が出るでしょうか、楽しみです!
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