6/17(水)沖縄本島 BWD五日目 結果報告
PM8:00から3DIVE AM6:30就寝今日は攻めて行こうと思い、昨夜の場所から少し左で展開。
入ってしばらくしたら、まもなく下げの流れが始まり太刀打ちできない感じに。
途中から、場所を急遽移動し、このところ定着しつつあるリーフのくぼみに移動。ホッ!
やはりここの方がゲストも安心して安全に楽しめる。
エフィラクラゲの仲間については、未記載種も多く、
種に関しては、クラゲだけで判断できる段階にありません。
胃腔の中に、捕食したソフトコーラルの物と思われる卵が複数あるようです。
よく現れているダンゴSPの稚イカかと想像しています。
数々の書物を調べてみても、カメガイ類に関しては主に貝殻の特徴について語られているものが大半で、軟体部(体内器官を除く)について詳しく語られているものはほとんどありません。あっても、せいぜい翼足が示されている程度です。
クリイロカメガイやカメガイなどのように、貝殻に明らかな色の特徴があったり、
貝殻の形によほどの特徴が無い限り、
カメガイ類を自然観察下で区別するのは難しいです。
しかし、泳いでいる際に現れる、軟体下部の鰭状足(※勝手に鰭状足(きじょうそく)と名付けています)は、種固有の特徴があるので、この点はフィールドで識別するのに、最も有効な点であると思います。写真は鰭状足が糸状に4本現れるタイプで、青海島でもよくみる種類です。
胸鰭は、画像からは無いように見えます。
尾鰭があり、背鰭起部は肛門より前方にあり、肛門のすぐ後ろにしり鰭起部が始まります。
しり鰭基部と背鰭起部はあまり離れておらず、しり鰭基部のせいぜい1-2cm前に背鰭起部が始まります。
歯や側線孔・後鼻孔は残念ながら写真では判断できませんでした。
以上から、現段階では、クリミミズアナゴもしくはワカウナギなどが当てはまりそうですが、どちらかといえばワカウナギのほうが背鰭及び、しり鰭の始まり方が近いです。
但し、尾鰭の上下縁が葉状に広がるなど、成体とは一致しない特徴も見られます。遊泳期だけの特徴なのかもしれません。
歯や側線孔・後鼻孔などの特徴が判れば、違う種類が当てはまる可能性もあります。写真同定するのであれば、顔などのアップが判る写真も撮る必要がありますね。
本種の稚魚は、一般的なレプトケファルスと同じく透明な姿をしています。
メガロパ幼生は夜な夜な棲みつくホストを探していたのだろうと想像しています。
(成体は夜も日中と同じホストに定着しています)
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