This is official site of Black Water Dive® produced by photographer Ryo Minemizu. Black Water Dive® is a kind of night diving. We are setting up underwater lights of high-color rendering on the sea bottom of night that while considering tides, times, places. The creature which appears is mainly juveniles and larvae. All is fascinating, and it's not to be seen at daytime or regular night diving. It will be your first experience. This site will introduce the state of the event and the creatures seen and also future of BWD schedules. *"BWD"stands for Black Water Dive®.*Black Water Dive® is a registered trademark of Ryo Minemizu.

2015年10月15日木曜日

2015 BlackWaterDive Vol.4-1 久米島 DIVE ESTIVANT

2015 BlackWaterDive® Vol.4 久米島 DIVE ESTIVANT day1(2015/10/14)

横浜のダイビングショップ リコモさんのご一行さまと
個人でご参加いただいたお客様方々で出航
皆さまBWD参加は始めての方ばかりです。
北風の影響があるので南のポイントに向かいました。

炊き始めはスロースタートで、
ハダカイワシ類やシャコの幼生などがちらほら現れ始め
そのうちコモンクダリボウズギスや別タイプのクダリボウズギス属の稚魚が現れ、
フウライチョウチョウウオと思われるトリクチス幼生やイットウダイ科の稚魚複数、
ハリナガズキン属などと、だんだんとボルテージが上がるなか1本目を終了

シボリダマシ?
最初は中層を浮遊していましたが、下降しながら着底して海底の岩盤の穴の中に入って行きました。

クダリボウズギス属の稚魚

クダリボウズギス属の稚魚腹側から



インターバルに皆さんが見た物について雑談しながら
撮った画像などを見せていただきましたが
コンデジのTG3などで撮影されて
かなり上手に撮られているのには驚きでした~
軽く食事をとって2本目に備えます

2本目は
表層にタルマワシ類が出たかと思うと
カクレウオのベクシリファーやテニュイス幼生などなどがすでに集まってきていて、
小型のヒドロクラゲ類やサルパなども浮遊


ヤジロベエクラゲ

そして・・・
昨夜の超やばいもの

何が出たかと言うと・・・

それは、エスティバンの浮遊貴公子・健太郎君が見つけてくれました~(^^)/


シャコ類の幼生

45㎜くらいはあるかと思います。


私も始めて見るタイプです
甲羅がパラシュートになってるシャコの幼生(勝手にパラシュートシャコ幼生と呼びます)

以前に文献で近い形のものを見た記憶はあるのですが、今回、それらのシャコ幼生の文献までは持ってきていないので、帰ってから調べます。


そして肝心のゲストの皆様の反応は
「すごく面白かった~」
「これははまりますねっ!」と言っていただき
それが何よりもうれしかったです。
至らない点も多々あったかと思いますが、
次回BWD開催時もまたご参加お待ちしております!

2015年10月14日水曜日

2015 BlackWaterDive Vol.4 久米島 DIVE ESTIVANT


久米島 Black Water Dive®では、AOI JAPAN様よりRGBlueライトを20台お借りして
私物のRGBlue合わせて全部で30台を設置します。



ダブルマウントベースRGB-DMB1を改造して、直接三脚が取り付けられるようにしています。
次期ロットより、改造なしで直接三脚が取り付けられるようになるそうです。




三脚はマンフロット社の
Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B
Manfrotto ミニ三脚 PIXI ホワイト MTPIXI-WH
Manfrotto ミニ三脚 PIXI レッド MTPIXI-RD

などを使用しています。

この三脚は、特に海用というわけではないので、
いずれ腐食して使えなくなる可能性もありますが、
アマゾンでも1個2500円程度なので、使い捨てとしてあきらめがつきそうです。

でも、すでに2年ほど使用したものもありますが、今のところ不具合なく使えています。



充電場所もなかなか半端ない規模ですが、外部接点で充電できるのは効率が良いし、
水没のリスクを大幅に減らせます。

充電作業の盲点ですが、
充電器をまとめてつなげるにはすべての口金に充電器が刺せる電源タップも必要です。
RGBlueさんがお勧めしているのは、一つ一つの差し込み口が広い

ELECOM 電源タップ 雷ガード ACアダプタすっきり 6個口 3m ブラック T-SLK-2630BK

これを私も使っています。

3mは元のコンセントから遠い時のために余裕を見ているのですが
それより短い2mや1mのもラインナップとしてあります。
ELECOM 電源タップ 雷ガード ACアダプタすっきり 6個口 2m ブラック T-SLK-2620BK

ELECOM 電源タップ 雷ガード ACアダプタすっきり 6個口 1m ブラック T-SLK-2610BK





ライトを並べると、海の中はこんな感じの幻想的な空間が広がります。


2015年10月13日火曜日

2015 BlackWaterDive Vol.3-4 沖縄本島

Vol.3 沖縄本島 BWD 3日目(2015年10月12日)
昨夜のVol.3沖縄本島BWD 無事に終了いたしました~。が、かなり濁っていました(^_^;)

今年は一足早い冬型傾向で、海況には苦労いたしましたが、
沖縄本島が無事に終えれてよかったです。
明日から2015 BWD久米島Vol.4が始まります!
延べ50名位の方々に参加していただく予定ですが、
フィリピン近海の熱帯手気圧(台風)で、北風の海況受けなければいいな~
画像は昨夜のBWDからです。
RAW現像時間が無いので、画像UP少ないですがすみません~
予備カメラでハウジングもOK、これで久米島の報告もできます。
結局おとといの水没は自分のミスでした~

フグ類の稚魚
どれも種類を特定するのが非常に難しいフグ類の稚魚。画像の個体は膨らんでいるのでわかりづらいのですが、背鰭も臀鰭あります。
シャコの幼生
35mmほど。比較的体が太いタイプです



2015年10月12日月曜日

2015 BlackWaterDive Vol.3-3 沖縄本島

Vol.3沖縄本島BWD 3日目(2015年10月11日)
マクロのほうのカメラ1台ボツリました(- -;)
レンズはセーフでした。
5DMark2がご臨終です。
カメラさんほんとうに長い間有難うございました。
一応、戻ったらオーバーホールには出しますが、
通電しないのでかなり重症でしょう。
でも捨てれません。このカメラと旅した数々の思い出が詰まっているので。
たぶん撮影カット数は100万単位になります。
Mark3にいくのを我慢してましたが
近いうちに出るだろうMark4にこれで行きます。
ホテルに戻ったのが朝3時ごろ。
それからハウジングのメンテで朝6時までかかっちゃいました。
まあ、それはさておき・・・
昨夜の結果報告です。
私事で途中から撮影できていませんが、
いろいろバランスよく出ていました。
私は見ていませんがタチウオの幼魚も現れたみたいです。
・・・・・
というわけで、今夜からの報告が危ぶまれますが、
でも安心してください、予備カメラがあります(^^;)
今夜が2015Vol.3沖縄本島BWDの最終日になります。
明日からは久米島に移動です。

カサゴ亜目の稚魚
1個体だけでした。大きな胸鰭のおかげで、画像からは背鰭棘条数や腹鰭などが正確に数えられません。他のさまざまな角度からの画像で、D Ⅻ,10 A Ⅱ,7のように見えます。P1 は17以上+
科までは落ちません。
おそらくイシヨウジの稚魚
昨夜はいっぱい浮遊していました。

トガリモエビ属のメガロパ幼生
ライトの直下に集まってきます。

オキナガレエビ
夜間、浮遊している個体を多く見ます。中には脱皮するものも。


ヒメアンドンクラゲ
集光性があるので、ライトの周辺によく集まってきます。水温27℃ -5m


2015年10月11日日曜日

2015 BlackWaterDive Vol.3-2 沖縄本島

Vol.3沖縄本島BWD 2日目
ボートを予定していたのですが、海況による船長判断で荒天欠航となりました。
ガ~ん、予定が大幅にくるってしまい、準備にてんやわんやです。
予定変更で向かったビーチは凪いでました。

気合入っていたのですが、超がつくような出物は少なく、結果的にはかなりマニアックに・・・・
写真には無いですが、カクレウオ類のテニュイス幼生やテンジクダイ類の稚魚は少量現れていました。
出物が少ない日は普段目に止まらないようなものにも目が行きます。
例えば、ナメクジウオとか(^^;)

スナホリガニ類のメガロパの正面顔
昨夜もメガロパが現れました。ちょうどこの時期が着底時期なのでしょうか?観察個体数も多いです。1世代前のゾエアの体に中には、次期の脚がすでに形成されているのが透けて見えている個体が多くみうけられます。
ナメクジウオ類 幼体
10mm、ナメクジウオ類です。クネクネとかなり早い泳ぎで、海底に向かって一直線。数カット撮っているうちに見失いました。浮遊していること、サイズからはまだ幼生のように思いますが、生殖腺は少しですがすでに現れていました。

カライワシ目のレプトケパルス
50mmほど。ウナギ目のレプトケパルスと違って、尾鰭が深く二又しています。画像が鮮明ではないので、判断が難しいところですが、日本産稚魚図鑑第2版によれば(P3-7) 臀鰭の始部が背鰭中央下あたりからはじまっているようなので、カライワシ目と思われます。(臀鰭が背鰭下より後方から始まっている場合はソトイワシ目になります)

オオマルモンダコの幼体
このオオマルモンダコの幼体もまあまあよく見かけます。

ソフトコーラルが産卵中
エントリー直後にソフトコーラルの産卵があり、その後大放精があって後半は全体的に白濁しました。
今夜はどうなるか・・・


2015年10月10日土曜日

2015 BlackWaterDive Vol.3-1 沖縄本島


Vol.3沖縄本島BWD 1日目
沖縄の南海上に前線ができてしまった・・・、
天気は下り坂、波は昨夜より上がってきた。

予定していたポイントに一応向かってはみたものの、
海況判断で急遽ポイント変更。
こっちはべた凪で穏やかです。

ただし・・・・雨
そして風が冷たい(^^;)
こうなると、沖縄にも本格的に秋の気配が・・・。
海につかると27度あるのであったかいんですけどね・・・。
気がつくと126分+インターバル+106分で日付超えてました。

昨夜の出物です。
内海なので、個体数は少なめですがパラパラと・・・

トビウオ類稚魚13mmほど

ニザダイ科稚魚30mmほど

レプトケパルス70mmほど
クルマエビ類ポストラーバ30mmほど
スナホリガニ類メガロパ幼生



※ちなみに、今日明日はボート開催の予定でしたが、
とりあえず、今夜に関しては船長判断でボート欠航が決定しました。
なので、入れそうなビーチからのエントリーに変更します。

明日はさらに前線が北上してくる予報なので、明日もおそらくビーチからになるかも・・?
天気ばかりはどうしようもありません・・・


2015年10月9日金曜日

2015 BWD Vol.3 沖縄本島 プレ開催(10/8)

10/9(金)-12(月)に開催する、今年2度目の沖縄本島でのBWD
昨夜(8日)はその事前調査のため2本潜ってまいりました。

那覇に夕方到着し、あわただしくカメラの準備をしたのですが、
ワイド用のカメラにストロボをとりつけたものの、中に電池を入れ忘れて・・・・、
チャージランプのつかないストロボは撮影できないカメラのフロートとして役に立ちました。
ホテルに帰ってきてから一番最初にしたことは、
今夜のためにストロボに電池を入れること。

ですので
昨夜の結果報告はマクロだけになります。(面目ない(^-^;)

私は初見となりました。
イトヒキアジ属の稚魚です。日本産稚魚図鑑で調べると、中でもウマヅラアジの稚魚の方が可能性が高いです。
体長13mmほど(伸長鰭条入れると60mmほど)
周りにいたカイアシ類をかなりパクパク食べていました。
泳ぎは速くないです。
たまに、伸長鰭条を解きほぐすような、くるくるっと回る行動がみられました。

おそらくテンス類の稚魚

ベラ科稚魚、おそらくテンス類と思われます。20mmほど
この手の稚魚は下向きに浮いていることが多いです。
体を茶柱のようにそのままの位置で回転する行動以外、横に泳ぐようすはみられません。

エソ科稚魚

エソ科稚魚。45mmほど
稚魚図鑑で、黒斑の数と形を見ればある程度種の特定はできそうです。
(後で調べてみます)



大瀬でよく見るヒメヒイラギと思ったが・・・
まだ20mmくらいです。
横にかなり泳ぎます。体がギンギンラギンなので、ハレーション起こしやすいです。
ストロボの当て方には注意(真横から)。



クダヒゲガニ類のメガロパ幼生です

沖縄には未記載種も含め、かなり多くのクダヒゲガニ類がいます。
本種はそのいずれかのメガロパ幼生。
動きが不規則なので、腹部を伸ばしている瞬間はなかなか撮るのが難しいです。

スナホリガニ類のゾエア幼生です
ゾエアはクダヒゲガニ類のそれにもよく似ています。
こちらも動きが不規則で、なかなか眼にピントをあわせるのが難しいです


今夜からいよいよ本番BWDです。
沖縄本島の南に前線ができたので、やや北風が強くなっていきそうですが、
海況の様子を見ながら、安全に開催したいと思っています。