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2015 BWD Vol.4 久米島に向けて ダイブエスティバンでの事前調査 Vol.2-5 ヤセトビイカ Ornithoteuthis volatilis (Sasaki, 1915)

非常に細身のスルイメイカ型をしたヤセトビイカ Ornithoteuthis volatilis (Sasaki, 1915)が現れました。全長45cmほど。本種としてはまだ小さいサイズです(成体は外套長25~30cm) 逃げるスピードはとても速く、撮影時は常にダッシュです。 常に流線型を保っているせいか、なかなか鰭を広げてくれません。 ヤセトビイカ  Ornithoteuthis volatilis  (Sasaki, 1915) 上からのカットで唯一鰭を広げたカットが撮影できました。鰭はとても幅広で大きい。 ヤセトビイカ  Ornithoteuthis volatilis  (Sasaki, 1915) 生時、泳いでいる際に第Ⅲ腕で白色の帯状模様を表すことがあります。 ヤセトビイカ  Ornithoteuthis volatilis  (Sasaki, 1915) 眼の腹面に発光器が埋もれています ヤセトビイカ  Ornithoteuthis volatilis  (Sasaki, 1915) 触腕は幅広で長く、掌部のこんもりした部分に大きな吸盤列がのぞいています。掌部の先端には4列の小さな吸盤が並んでいます。 参考文献: 新編 世界イカ類図鑑 ウェブ版 - 全国いか加工業協同組合  p,194. P. Jereb & C.F.E. Roper, 2010. Cephalopods of the world . An annotated and illustrated catalogue of cephalopod species known to date. Volume 2. Myopsid and Oegopsid Squids. FAO Species Catalogue for Fishery Purposes. No. 4, Vol. 2. Rome, FAO. 605p

2015 BWD Vol.4 久米島に向けて ダイブエスティバンでの事前調査 Vol.2-4 ヨロイホタルイカ Abralia (Abralia) armata (Quoy & Gaimard, 1832)

久米島で見られたホタルイカモドキ類のうち、もう1種はヨロイホタルイカ  Abralia  ( Abralia )  armata  (Quoy & Gaimard, 1832)と思われる。 確認できた個体数は1個体のみ。 ヨロイホタルイカ  Abralia  ( Abralia )  armata  (Quoy & Gaimard, 1832) オビスジホタルイカに比べ小型で、全長でも60㎜ほどであった。また、見た目の色彩は色素を濃くする際に赤みが強くなった。 ヨロイホタルイカ  Abralia  ( Abralia )  armata  (Quoy & Gaimard, 1832) 本個体の眼球発光器は5個で、両端のがやや大きかった。また、外套腹面の発光器は色と大きさが異なる3種類で、不規則に並んでいる。 ヨロイホタルイカ  Abralia  ( Abralia )  armata  (Quoy & Gaimard, 1832) 触腕掌部に6 個の鉤が1 列に並ぶ。

2015 BWD Vol.4 久米島に向けて ダイブエスティバンでの事前調査 Vol.2-3 オビスジホタルイカ Abralia (Abralia) steindachneri Weindl, 1912

生態写真の記録は今回の久米島事前調査が初と思われる。オビスジホタルイカ  Abralia  ( Abralia )  steindachneri  Weindl, 1912 久米島でのBWD中に見られたイカ類の中では優占種で、個体数は一晩で20-30個体ほど。大きさは外套長50-60mmほど(全長は90-100mmほど)。外套腹面に、同定に役立つ発光器列が4列ある。太平洋での主な分布は東シナ海とされている。 オビスジホタルイカ  Abralia  ( Abralia )  steindachneri  Weindl, 1912 腹側の発光器は青色に輝いている オビスジホタルイカ  Abralia  ( Abralia )  steindachneri  Weindl, 1912 外套腹面に4列の発光器列が並ぶ オビスジホタルイカ  Abralia  ( Abralia )  steindachneri  Weindl, 1912 眼球発光器は両端に大型不透明の発光器があり、その間に3 個の小発光器がならび、その間にさらに1~3個の小型の発光器がある オビスジホタルイカ  Abralia  ( Abralia )  steindachneri  Weindl, 1912 触腕掌部に7-8個の大きな鉤がある オビスジホタルイカ  Abralia  ( Abralia )  steindachneri  Weindl, 1912 腕に沿って並ぶ発光器には、規則的に大発光器が分け入る

2015 BWD Vol.4 久米島に向けて ダイブエスティバンでの事前調査 Vol.2-2 ニザダイ科稚魚とテングハギ幼魚

ニザダイ科稚魚 体は透き通っていて全長30㎜程。 個体数はかなり多く表れていて至る所にいる。一晩(4時間)ほどで50~70個体ほどだろうか。もちろん正確な数ではない) テングハギ幼魚 こちらは1個体のみ出現。すでに大きくて全長60㎜ほどであった。黒褐色の黒い斑紋などの模様から、テングハギ Naso unicornis の幼魚かと思われる。

2015 BWD Vol.4 久米島に向けて ダイブエスティバンでの事前調査 Vol.2-1 テンジクダイ科の1種稚魚

テンジクダイ科の1種稚魚 久米島事前調査二日目に1個体見ただけ。水深6m。全長20㎜程。 本種は見た目からもテンジクダイ科の1種であることがわかる。 体は半透明の薄橙色。全体的に黒色色素が散在してるが、側線より下方ほど大きく顕著。中でも眼の下方には斜め後方に向かう帯状に濃い分布がある。 また、背鰭や体側上方に白色の斑点がまばらにある。 胸鰭は比較的長く、黄色に黒褐色の細かい斑点模様がある。 第1背鰭と腹鰭には黄緑色に赤褐色の混じったようなまだら模様がうすく現れていて、第2背鰭と臀鰭ではそれがさらにうっすらとあるもののほぼ透明に近い。 撮影した複数の画像を見ながら画像上で計測した形質は、下記の通り。 背鰭D Ⅶ-Ⅰ, 10; 臀鰭A Ⅱ, 9; 胸鰭P1(?13±); 腹鰭P2(?Ⅰ, 5or6); 尾鰭C ?27; 側線有孔鱗数LLp25; ※?がつくものは複数の画像上で迷うこともあり正確ではないという意味。(鰓耙数=さいはすう)GRなどは計測不可能 このうち比較的信頼できる形質データD,A,LLpに、日本産既知種から当てはまったものは唯一オニイシモチ属オニイシモチであった。 但し、標本も調べていないし、画像上での判断であるため、ここではテンジクダイ科の1種としておく。

2015 BWD Vol.4 久米島に向けて ダイブエスティバンでの事前調査

来る10/14-17に開催する2015 Black Water Dive Vol.4 久米島 DIVE ESTIVANTに向けて、段取りの確認や事前調査のために久米島に訪れています。 昨夜は、ボートポイントでの初調査を行いました。 全長50cmほど(頭長1cm)、カクレウオ科稚魚ベクシリファー期 BWDでは定番のトリクチスやレプトケパルスは複数種 カクレウオ科のベクシリファーやテニュイス期もわんさか現れました。 昨夜のポイントでは唯一のクダリボウズギス属 Gymnapogon 稚魚 昨夜のポイントでは、テンジクダイ系クダリボズギス属はなぜか成体ばかりでした。 唯一の稚魚として現れたのは、これまでに出なかった色彩パターンのものでした。 ダルマガレイ科稚魚 そのほかにもニザダイ科のケリヌスやツノダシのアクロヌルスなどのほかハゼやダルマガレイなどいろいろ出ていますが、豊富すぎて目移りしてしまいます。 アミダコ Ocythoe tuberculata の幼体と思われる 極めつけは1本目終盤に発見したサルパにつくタコの幼体です。おそらく生態的な観点からはアミダコの子供と思われます。 発光器や触腕の特徴などから、オビスジホタルイカ Abralia steindachneri Weindl, 1914 その他、遠目で確認できませんでしたが、トビイカの群れがでていたり、ホタルイカモドキ類はおそらく複数種が混在して現れました。 久米島は夜もポテンシャルが高いです。今夜も引き続き調査に行ってきます。

ブラックウォーターダイブスケジュールのお知らせ(2015年後半~

2015年下半期  BWD 10/9 (金)~ 12 (月) :期間中の 1 日から参加可 開催地:沖縄本島 スタイル:ビーチダイブ&ボートダイブ (10/10 ~ 11のみボート) 本数:1日あたり夜2ダイブ 開催店 (10/9~12) ドルフィンキック , (10/10~11のみ) ディーズパルス沖縄 お申し込みは各開催店舗まで 10/14 (水)~ 17 (土) :期間中の 1 日から参加可 開催地: 久米島 スタイル:ボートダイブ(海況によってビーチ) 本数:1日あたり夜2ダイブ 開催店  ダイブエスティバン お申し込みはダイブエスティバンまで その他の2015年BWDプレ開催地と日程 ※本番前の事前調査を兼ねたBWDですので、色々な場所を試しながらの開催となります。 <BWDプレ開催> 9/14(月)-16(水) :期間中の 1 日から参加可 開催地: 久米島 スタイル:ボートダイブ(海況によってビーチ) 本数:1日あたり夜2ダイブ 開催店  ダイブエスティバン お申し込みはダイブエスティバンまで <BWDプレ開催> 12/19 (土)~ 26 (土)クルーズ船 開催地: モルディブ スタイル:ボートダイブ (クルーズ船) 本数:クルーズ中4ダイブ(2日)開催します。それ以外もご希望があれば追加開催可 Maldivian Stars /イクエーター号 お申し込みは エス・ティー・ワールド まで 2016年 上半期  BWD ※2016年の初開催地は伊豆大島に決定です。 1/14 (木)〜 17 (日):期間中の 1 日から参加可 開催地:伊豆大島 スタイル:ビーチダイブ 本数:1日あたり夜2ダイブ(希望があれば3ダイブ) 開催店 伊豆大島ダイビング協議会所属店舗 伊豆大島ダイビングセンター 伊豆大島イエローダイブ&コムギテラス お申し込みは各開催店舗まで 2016 年その他の開催予定地(詳細が決まりましたら追記いたします) 小笠原( Fisheye) プレ開催(調査メイン) パラオ( DayDream...

BlackWaterDive 2015 Vol.2-7伊豆大島

6/20(土)~24(水)伊豆大島 BWD 結果報告 そして、何と言っても今回の伊豆大島BWD最大の目玉は、 スジイカ  Eucleoteuthis luminosa (Sasaki, 1915) が現れたことです。 最初現れたときはかなりメタリックな体色で、触腕を伸ばしていた  最初はメタリックな体色で、触腕を長く伸ばしている姿が、まるでTVで見た深海のダイオウイカのようにも見えました。あっこれはやばいものが出たとその瞬間思いました。 そのうち真っ赤な体色に  そして、徐々に真っ赤に色を変えていきましたが、そのプロポーションはこれまで見たことのないタイプのもの。 この頃にはみんなで大興奮でした ダイバーの間を行ったり来たりしながら、徐々に触腕をしまい始めます 腹側に大きなスジ状の発光器があります 腹側をのぞいてみると、特徴的なスジ状の発光器がありました。 近づくと、腕を広げるポーズ  腕の付け根のほうにはかなり大きめの吸盤が並んでいます。 第5腕の付け根付近にも赤い大きな発光器があります この巨大な発光器を見て一番興奮していたのは僕だったかもしれません(^^;

BlackWaterDive 2015 Vol.2-6伊豆大島

6/20(土)~24(水)伊豆大島 BWD 結果報告 ケンサキイカ(メヒカリイカ型)は毎晩大量に来ていたのですが、なにせ透明度がこんな状況になっていたのでした~ さすがにこればかりはどうしようもない・・・ ケンサキイカ(メヒカリイカ型)の群れ ケンサキイカ(メヒカリイカ型)の群れ

BlackWaterDive 2015 Vol.2-5伊豆大島

6/20(土)~24(水)伊豆大島 BWD 結果報告 魚類の稚魚はまだ少なめでしたが、ヒラメの稚魚(15mm)が後半にやってきました。 ヒラメの稚魚

BlackWaterDive 2015 Vol.2-4伊豆大島

6/20(土)~24(水)伊豆大島 BWD 結果報告 深場からはウキエソ Vinciguerria attenuata がたくさん上がってきて、ライトの周囲で不規則に泳いでいました。 深場から上がってくるウキエソ

BlackWaterDive 2015 Vol.2-3伊豆大島

6/20(土)~24(水)伊豆大島 BWD 結果報告 海況は、うねりとともに、浮遊物がかなり多くて、透明度が最悪な状況での開催となってしまいましたが、伊豆大島ならではの出物も交えながら、いろいろな幼生たちの姿が見られました。 ヒメセミエビ属のフィロソーマ幼生

BlackWaterDive 2015 Vol.2-2伊豆大島

6/20(土)~24(水)伊豆大島 BWD 結果報告 日没とともに、水中にライトを設置完了。あとは海の中が完全に暗くなるのを待つだけです。伊豆大島秋の浜にて 日が沈み、水中に設置したライトが輝く

BlackWaterDive 2015 Vol.2-1伊豆大島

6/20(土)~24(水)伊豆大島 BWD 結果報告 6/20-24に開催した伊豆大島でのブラックウォーターダイブ。 AOI JAPAN社からRGBlue20台と INON社からLF2700W10台をお借りし、私物のRGBlueやLF2700W、AQUAVOLT 7000など8台のライト併せて総計38台のライトを設置して開催いたしました。 5日間で延べ66名ほどの方にご参加いただき誠にありがとうございました! 総計38台のライトが出揃いました

BlackWaterDive 2015 Vol.1-6沖縄本島6/18

6/18(木)沖縄本島 BWD六日目 結果報告 裏日の6/12を含め、7日間開催したBlackWaterDive Vol.1沖縄本島も昨夜で無事終了いたしました。ご参加いただきました皆様、ならびにご協力頂きました方々にもこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。 参加者にはおなじみの顔ぶれも多かったですが、初参加の方々もいて、たくさんの方々に興味を持っていただけていること、私としてはうれしい限りです。この後も各地で開催してまいりますので、是非ご都合の良い日にご参加ください。 BlackWaterDiveはこんな感じです Black Water Diveでは、まるで宇宙空間を漂うような幻想的な世界が広がります。 クダリボウズギス属稚魚 初登場。腹鰭の裾がエレガントなオレンジ色。背鰭棘条の第1棘に橙色素胞があるタイプ。現れたのは7日間で1個体です。この子もライトの光の届かないギリギリラインに現れました。体長25㎜程 イソギンチャク幼生 大きさ6㎜程です。 ニセネッタイスズメダイ稚魚 水面下1mほどを遊泳していました。体長5㎜ほど。成魚に比べてまだ体高が低いです。 エビ類メガロパ幼生( 種未解明)

BlackWaterDive 2015 Vol.1-1沖縄本島6/13

6/13(土)沖縄本島 BWD初日 結果報告 いよいよ今日からBlackWaterDive2015 沖縄本島が始動 本格始動とはいえ、まだ手探りな部分もあり、 昨日の(6/12)裏日とは少しポイントをずらして開催してみる。 結果は昨夜とは出る生き物の傾向が少し違う結果が現れた。 潮や時間なのか、場所なのかはまだ未知な部分も多いが、徐々に出物を上げていきたい。 僕的にはダンゴSPの交接&精包あふれているシーンが萌え~でした。 ハニカミポーズの稚タコ オトヒメエビ科メガロパ幼生 着底場所を捜索中?体長2cm。 オウゴンニジギンポ幼魚2cm おチビちゃん。 ヤドカリ科の大型。。全長2.8cm 泳いでいるときは激早だけど、時々止まってポーズをとってくれる。 ハナイカの赤ちゃん サイズ1cmないくらい。卵からハッチしたばかりかな? ダンゴイカSPの交接 精包(精莢)があふれてます!

BlackWaterDive 2015 Vol.1-0沖縄本島6/12裏開催

BWD第1弾開催地は沖縄本島 2015年より本格始動したBlack Water Dive(ブラックウォーターダイブ:以下BWD)ですが、その記念すべき第1弾の開催地は沖縄本島でした。現地で開催してくれたお店は、沖縄本島でも屈指の生物系ガイドとして知られる ドルフィンキック (白川直樹さん)です。 2015/6/13(土)~18(木)の計6日間の開催中、延べ30名ほどの方にご参加いただき、ありがとうございました! 6/12(金)裏開催 結果報告 6/13日から開催するBlack Water Dive Vol.1 沖縄本島ですが 現地の段取り確認も含めて、一足先に金曜日からフライング開催しました。 ニザダイ科の稚魚 沖縄でよく見るタイプのダンゴイカの仲間 1mmくらいのベリジャー幼生 カムリクラゲ科エフィラクラゲの仲間。宇宙船みたい 誕生したてのニスト幼生。正面顔いただき! フィロソーマからニストへ衣替え~!